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トマトの青枯病にアミノ酸が効くことを発見〜新しい青枯病防除剤の開発に期待!!〜

 トマト栽培では、減収をもたらす難防除の青枯病が大きな問題となっています。そのような中で、青枯病にアミノ酸が効くことがわかり、防除剤の素材として期待が寄せられています。
 植物の病気はいろいろありますが、その半分以上は土の中にいる菌で起こるといわれています。なかでも青枯病菌で起こる青枯病はトマトやナス、ショウガなど多くの作物に被害をもたらす病気です。青枯病菌は暑いのが好きなため夏場に多く発生し、近年は温暖化の影響で高緯度地方や高所地でもよくみられます。作物の病気を防ぐために殺菌剤がよく使われていますがトマト青枯病に有効な農薬は土壌くん蒸剤(土を消毒する薬)以外ありません。
 そこで、農研機構はトマト青枯病に有効な農薬の素材探しを行いました。抗生物質などの医薬品や私たちの生活に役立つ有用物質は微生物や植物などから多く見つかっていますので、そのような天然資源から探したところ、酵母抽出液に発病を抑える効果を見つけました。
 詳しく調べてみると、その有効成分はアミノ酸の一種、ヒスチジンであることがわかりました。

 [2017-9-22]