人と組織をサポート 農委活動に役立つ情報提供 徳島県農業会議

 徳島県農業会議(寺井正邇会長)では、2006年1月21日に独自の情報誌「かけはし21」を発刊し、農業委員会活動に役立つ情報の提供を続けている。今年で10周年を迎えた。
 発行の目的は、農業委員会業務のタイムリーな情報発信と、関係機関との連携をはかることだ。当時の農業会議事務局長が発起人となって創刊した。現在、県内24市町村の全農業委員と市町村・県の関係機関に配布されている。
 「かけはし21」は、年4回発行する(6ページで構成)。農政に関する全国的な動きから県内の農業委員の活動、農業委員会活動の参考となるような図書の勧めなど、委員会業務に関する情報が盛りだくさん。
 取り上げる情報は、事務局で企画会議を行い、執筆は同農業会議の各事業担当者が担当する。
 最近の目玉企画は、一昨年、女性農業委員協議会の設立を受けて、企画された女性農業委員インタビューだ。
 県内37人の女性農業委員を対象に、数珠つなぎにインタビューを行い、これからの農業委員活動についての意気込みを語っている。
 また、近年では、日本政策金融公庫に記事の執筆を依頼し、スーパーL資金の活用や食品展示会の出展募集を掲載するなど、誌面の改善にも力を入れている。
 同農業会議の活動状況を知ることにも役立つ構成にもなっている。
 「かけはし21」は、同農業会議のホームページで公開されている。一度、チェックしてほしい。

写真説明=年4回発行、各6ページで構成する「かけはし21」