農委魂 情報活動を進め全国第2位 長野・松本市農業委員会会長代理 古沢 明子さん

 松本市梓川地区は、リンゴで日本農業賞や農林水産祭の天皇杯を受賞している。古沢明子さんは、その生産者の一人だ。
 古沢さんは、2014年度から長野県女性農業委員の会会長を務めている。農業委員会法が改正され、議会推薦で女性農業委員が登用されてきた道筋が断たれ、女性農業委員の登用をどう進めていくかが課題だとの問題意識を持つ。
 その先鞭として、女性が農業委員に任命されるため、移行当初は目標数が掲げられるようにと取り組んでいる。古沢さんは、市の農業委員会の新体制検討委員になっており、混沌(こんとん)として困っている時は、女性の出番。今回の都知事選ではないが、新たに移行する時に「女性に任せてみよう」と、男性にも協力を呼びかけていきたいと意気込む。
 古沢さんは、全国農業新聞の普及にも積極的で、昨年度の普及部数部門で、全国第2位となっている。