人と組織をサポート 合同で農地パトロール出発式 石川県農業会議 市町農業委員会

 石川県農業会議が市町農業委員会と合同で毎年、農地パトロールの出発式を開いている。
 今年は能登地区の出発式を8月4日に羽咋市で、加賀地区は翌5日に白山市で開いた。県内の農業委員・農地利用最適化推進委員ら総勢約400人が2会場に集まり、パトロールの実施に向けての取り組み強化を誓いあった。
 この出発式は、農地法第30条で定められている農地の利用状況調査を8月以降に実施し、遊休農地の発生防止や解消、遊休農地の利用意向調査などに精力的に取り組むための意識高揚を目的としている。農業委員と農地利用最適化推進委員を対象とした能登・加賀両地区の研修会の終了後に開かれている。
 出発式は開催地である羽咋市の山辺芳宣市長、白山市の山田憲昭市長からの激励で始まり、県農業会議の山田修路会長が農地パトロールの3点セット(帽子、腕章、ステッカー)を開催地の代表者に授与した。
 「農地の利用状況を正確に把握し、遊休農地の解消と発生防止に全力で取り組みます」と、能登会場では羽咋市の宮崎禮子農業委員、加賀会場では白山市の永言裕紀恵・南幸子・盛本久子農業委員が宣言した。
 出発式の最後に、能登会場は羽咋市の村桂司農委会長、加賀会場は白山市の竹山武志農委会長の発声でガンバローを参加者全員で三唱した。

写真上=加賀会場で宣言文を朗読する白山市の農業委員(左から南さん、永言さん、盛本さん)

写真下=能登会場でガンバロー三唱を発声する羽咋市農業委員会の村会長