人と組織をサポート 農業法人協会の活動を支援 佐賀県農業会議
佐賀県農業会議(坂井邦夫会長)は、県内の農業生産法人で構成されている佐賀県農業法人協会(秋吉義孝会長)の事務局を担っており、その活動を支えている。
同協会は1996年7月に発足。現在、正会員35社と農業法人を志向する準会員1人が加入している。会員の資質向上と経営発展を目的に、労務管理や経営戦略などを内容とした各種セミナーの開催や視察研修、情報交換会などを実施。農業会議は経営者の心構えや農業法人の健全な経営発展のための活動を支援する。
設立20年の節目にあたり、同協会のさらなる発展のため、1月10日にホテルニューオータニ佐賀で記念式典を開催した。安倍昭恵首相夫人や山口祥義知事、会員など約80人が出席した。
式典で秋吉会長は「地域に愛される担い手としてまい進していきたい」とあいさつ。歴代会長の横尾文三氏、麻生哲朗氏の功績をたたえて表彰も行った。
さらに、「県産農畜産物の素晴らしさを佐賀から情報発信」をテーマとした記念事業では、佐賀県出身の料理人と協力し、佐賀県産の食材を使ったコース料理を提供。フランス・パリに店を構える吉武広樹氏やシェ・イノ(東京都)の古賀純二氏、「souRce」(武雄市)の梶原大輔氏ら7人のシェフが競作した。
会場内で調理を仕上げ、モニター中継で生産者・料理人の立場での意見交換や規格外農産物を使用しフードロス問題について発信。交流を深めるとともに、地域を支える農業経営者としての使命を再確認した。
県農業会議は、今後とも県農業法人協会の活動や農業法人化の支援活動に積極的に取り組むこととしている。
写真上=佐賀県農業法人協会設立20周年記念式典
写真下=調理の仕上げをするシェフ