スピリット 農地の集約に力注ぐ 新潟

新潟市中央農業委員会 農地利用最適化推進委員 虎澤 栄三さん

 新潟市中央農業委員会の農地利用最適化推進委員の虎澤栄三さんは、農業委員を延べ11年間務め、2016年4月の改選で現職に。水田30ヘクタールを経営する(農)あしぬまカントリーの代表だ。
 推進委員として今年度2地区で農地の集積・集約化に向けた話し合いに取り組み、1地区で中間管理事業を活用した集積・集約がまとまった。「前年に地元集落をまとめた経験が活きた」と語る。その時は法人の経営農地もおおよそ7割が集約化され、作業効率の向上とコスト低減が図られた。
 他集落で取り組んだ今年度は、説明会の前に、中心となる担い手へ個別に集約化の効果を説明して「取り組んでみないか」と話を持ちかけた。地図上に計画ができあがれば行政の担当者が手続きを進めてくれる。
 「やって良かったという農業者の声が自信につながる」と虎澤さん。来年度の活動にも力が入る。