スピリット 地域農業に貢献したい 大分
九重町農業委員会 農地利用最適化推進委員 藤原 祐八さん
昨年4月に新体制へ移行した九重町農業委員会。東飯田(はんだ)地区を担当する農地利用最適化推進委員の藤原祐八さんは、地域農業に貢献したいとの思いから推進委員になった。
最初に担当地区内の農家を1軒ずつ訪問し、顔と名前をつないだ。それをきっかけに地区内の農家から「経営を縮小したい。農地1.2ヘクタールの受け手を探してほしい」と相談を受け、地域の認定農業者と利用調整を進めた。その認定農業者が作業受託していた農地1.1ヘクタールが隣接しており、農地中間管理事業で集約化しようと双方の条件を調整し、2.3ヘクタールの面的集積に成功した。藤原さんには、今も農地を貸したい、売りたいといった相談が多数寄せられている。
「顔を覚えてもらうことで地区の皆さんとの結びつきが強くなった。今後も農地集積はもちろん、いろんな相談に対応できるよう幅広く勉強したい」と藤原さんは新たな目標を掲げる。
写真説明=集積した農地を確認する藤原さん