スピリット 農年の加入推進に尽力 愛媛 宇和島市農業委員会会長職務代理 赤松 宣生さん
県内でも有数の柑橘産地で知られる宇和島市では、近年、後継者の活躍が著しく、それに比例して農業者年金の加入者数も大きく伸びている。
同市農業委員会会長職務代理の赤松宣生さん(61)は農業者年金の加入推進部長も務める。赤松さんは地元、吉田地区の若手農家の集まりやJAえひめ南果樹同志会の総会などに出席し、農業者年金のメリットを紹介するなど加入推進を進めている。
「農業次世代人材投資資金(旧青年就農給付金)などを受給している新規就農者や女性農業者らに呼びかけを行っているが、家庭や経営状況はそれぞれ違う。制度の周知は農業者が集まる全体の場でできるが、やはり戸別訪問によりそれぞれに勧めていくことが加入推進を進めていく上では非常に効果的」と赤松さんは話す。
同市農業委員会は11月に新体制へ移行する。赤松さんは継続して委員を務める意向があり、今後も農家の老後を支える農業者年金の加入促進に一層の期待が寄せられる。
写真説明=赤松さん(中央)の勧めで農年に加入した若手農家ら