スピリット 農地最適化を目指す 沖縄・沖縄市農業委員会会長 池宮城 盛基さん

今年4月から新制度へ移行した沖縄市農業委員会の池宮城盛基会長(79)は農業委員を務めて39年になる。その間、農政部会長を6年、農地部会長を12年務め、現在会長2期目となる。
新制度が始まり、「農地利用最適化推進委員と一体となり、地域の地主や有力者も巻き込んで農地利用の最適化を目指す」と目標を掲げる。
同市農業委員会は新体制移行後、初めての農地利用状況調査を8月初旬からスタートする予定で、7月の利用状況調査説明会では、委員・推進委員・事務局が地区ごとに綿密な打ち合わせを行った。
また、4月には合同での勉強会を行い、毎月の総会の際には推進委員に参加を呼びかけ、農地情報や抱えている課題を共有するなど連携を強化し、問題解決に当たっている。
池宮城会長は、「新体制移行をチャンスと捉え、推進委員と連携し、遊休地・耕作放棄地の解消を図りたい」「現場の声を行政、関係機関へ積極的に意見提出を行っていく」と意気込む。