人と組織をサポート 農業経営者組織を支援 福岡県農業会議


福岡県農業会議(藤井重登会長)は、福岡県稲作経営者協議会(花田寛道会長、会員66人)・福岡県農業法人協会(井手正宏会長、会員50社)・福岡県認定農業者組織連絡協議会(田中高徳会長、会員28市町村組織)・ふくおか農業体験農園園主会(山邉信利会長、会員19農園)の事務局として、各組織の活動を支えている。
福岡県稲作経営者協議会は1986年に設立し、経営向上のため情報を共有化し、稲作を中心とした土地利用型農業経営の確立を目指している。昨年度は7月に全国稲作経営者現地研究会を福岡県で開催し、全国から300人を超える農業者が集まった。また、経営向上研修会の開催など、国の施策や貿易協定などの情報収集・勉強会を行い、積極的な政策提言も行っている。
福岡県農業法人協会は1996年に設立し、会員法人の経営確立と健全な経営発展を図るとともに、地域の核として農業の振興・発展に寄与することを目的としている。昨年12月には、日本政策金融公庫福岡支店との共催で「女性の活躍」をテーマに研修会を開き、会員法人のほか、県内農業委員会の女性会長や一般の農業法人も参加した。
福岡県認定農業者組織連絡協議会は2001年に設立し、自らの経営の確立や地域農業の振興に向け、研修会、現地視察などを開いている。また、毎年、県農林水産部長との意見交換会を開催しており、多くの要望・意見を交わしている。
ふくおか体験農園園主会は2010年に設立。会員の相互研さん、農業体験農園を農業者・消費者に広く知ってもらうことを目的とし、研修会やシンポジウムを開いている。今年は2月8日(木)に「農あるくらし」をテーマに開催する。
各組織の活動は多岐にわたるが、農業会議の大神良弘事務局長は「いずれの組織も県内農業をリードする農業者で組織されている。それぞれの活動への支援を通じ、現場の生の声を日頃から感じることにより、われわれに求められている現場に根差した活動が可能になる」と語る。今後も各組織をしっかり支援していく方針だ。
写真上=福岡県農業法人協会の設立20周年記念事業として開いた福岡の農産物のPR・即売会(2016年11月)
写真下=福岡県認定農業者組織連絡協議会・女性部会が「ソルベッチdoうきは」を視察(2017年12月)