スピリット 先輩手本に地域振興 宮城 登米市農業委員 櫻井 利光さん
農業委員に応募して、昨年7月に任命された櫻井利光さん(29)は、県内で一番若い農業委員であり、水稲4ヘクタール、キャベツ延べ18ヘクタール、ちぢみほうれん草2.5ヘクタールを経営している(株)櫻井農場の代表でもある。
応募のきっかけは、地域で担い手が不足し、耕作放棄地が拡大する中、こうした課題について若い農業者がいろいろな場面で意見を発信する必要があると強く感じたからだ。
農業委員になり6カ月が過ぎたが、農業委員会が農地法などの許認可業務だけではなく、農地集積、耕作放棄地の解消、担い手の育成・確保など幅広い活動に取り組んでいることに驚く毎日である。
櫻井さんは「先輩委員の方々の活動を手本に、地域農業振興のため、農業委員会を通して農業者の意見を施策に反映させたい。さらに、若い農業者が長期ビジョンを持って営農ができるように、農業委員として各種情報の提供や経営支援活動をしたい」と今後の抱負を語ってくれた。
写真説明=「農業者の意見を施策に反映させたい」と話す櫻井さん