農委魂 農業を育てることで市も発展 静岡 袋井市農業委員会会長 永田 勝美さん

 袋井市農業委員会会長の永田勝美さんは農家の長男として生まれ、農業高校卒業後、父の後を継ぎ就農。その後1996年から市議会議員を務め、2005年に農業委員に就任、2011年から会長に。2009年から磐田用水東部土地改良区(受益面積約3千ヘクタール)の理事長も務める。協力し合ってこそ、いろんな力が発揮できるとの考えで、地域の農業発展に尽力している。
 最近は若手農業者の支援に力を入れる。一昨年からマッチングを兼ねて農業者や関連業種などとの交流会を開催し、市農業振興会で農業者同士の交流会を、昨年はリゾート施設などの料理長などと、今年は商工会議所所属の経営者と交流会をする予定だ。「すべての土台は農業。農業を育てることで袋井市も発展する」と考える。「農業委員会として、議会や磐田用水として、現場の声を生かし、農家のためにやってやらなぁいかんなぁ」と意気込む。

写真説明=現場の声を生かすと話す永田会長