スピリット 世界を視野に地域農業リード 群馬・昭和村農業委員会会長 橋本 良雄さん

 昭和村は高原野菜やコンニャクイモの生産がとても盛んで、後継者が育つ地域として有名だ。農業委員会会長の橋本良雄さんは、入植3代目でレタス、キャベツなどあわせて約17ヘクタールを後継者と栽培している。
 橋本さんは今後の地域農業を考え、10月27日から昭和村農産物等輸出促進協議会の主要メンバーとして農業委員幹部らとともに東南アジアへ出張。シンガポールでは「Food Japan」で商談をし、マレーシアでは現場の農業を肌で感じ、どんな商品が必要とされ、販売につながるかを考えた。「意識を高く持って、商品価値を認められ、世界に評価をされる農産物を作る必要があることを感じた」と橋本さん。
 「今の後継者は就農時には恵まれた環境で農業を始められている。だが、グローバル化や人口の減少など今後のことを考えると、世界に目を向けたビジネスを考える必要がある」と未来を見据えている。