スピリット 担い手を精力的に支援 埼玉・さいたま市農業委員会会長 若谷 茂夫さん

 「担い手を支援することは農業委員会・農業委員の重要な役割」と話すさいたま市農業委員を3期、現在は会長を務める若谷茂夫さん。相談活動や担い手の声を政策に生かそうと精力的に活動している。
 農業が継続・発展するためには、担い手、特に若い世代の経営者が生き生きと経営することが重要と考えている若谷さんは、担い手が参加する地域の話し合いなどに積極的に参加。そこででた課題や声をしっかり受けとめ、行政につなげている。また、農業委員会の「意見の提出」にできるだけ反映できるよう調整も積極的だ。担い手からの経営や農地の相談にも、自ら関係者に確認し、丁寧に対応して、頼りにされている。
 「若い人の考えは刺激になり自分もがんばれる。担い手の経営が伸びれば農地集積や遊休農地対策につながる。今後はもっと経営に直結した支援を実施できるようにしたい」と話す。