スピリット 農委と推進委が連携 福島
矢祭町農業委員会会長 益子 修一さん、農地利用最適化推進委員 古市 利夫さん
改正農業委員会法により昨年4月に新制度に移行した矢祭町農業委員会では、農地利用の最適化に向け、農業委員と農地利用最適化推進委員が二人三脚で現場での調整活動に励んでいる。
同町は林野率80%を超える中山間地域であり、担い手不足や遊休化が進行。誰がどのように農地を守っていくかが大きな課題となる。
そこで取った行動が農業委員と推進委員、両者のスクラムだ。
会長の益子修一さんは、自身が住む宝坂地区を担当区域とする推進委員の古市利夫さんと古くからの仲。同じ地域の2人が組むことで、お互いの意思疎通が図りやすく、それぞれが持つ情報の共有、農地流動化に向けた検討もスムーズとなる。
昨年は、流動化の基礎となる利用状況調査や利用意向調査を実施した。今年はそれを踏まえた農地利用の最適化に励んでいる。
写真説明=益子会長(右)と古市推進委員