新関さとみさんは、2003年に自らが理事長を務める「さとみの漬物講座企業組合」を義母らとともに設立し、地域で受け継がれてきた漬物の普及と伝承に取り組んでいる。
　新関さんが漬物の魅力にはまったのは、嫁ぎ先で義母の作る漬物のおいしさに感動したのがきっかけ。義母は漬物の名人であり、この「家庭で漬物をつける古き良き伝統」を絶やしてはならないと強く思うようになった。
　直売所での漬物販売の傍ら、地元ケーブルテレビの「さとみの漬物講座」に出演。その後もレシピ本の発刊やNHKの情報番組にレギュラー出演しさまざまな漬物を紹介するなど、精力的な活動を展開してきた。
　新関さんは「これからも古くからの知恵や漬物の文化を次代に受け継ぎ、また、新感覚なレシピも考案してより一層発展させていきたい」と意気込んでいる。