人と組織をサポート 秋田県農業法人協会「若手会」を設立 秋田県農業会議

 秋田県農業会議(二田孝治会長)は、県認定農業者組織や県農業法人協会など県内の農業経営者組織の活動支援を積極的に行っている。県農業法人協会では2015年2月に「若手会」(今野克久会長、会員36人)が発足し、活動を開始した。
 若手会の会員は、45歳以下の法人協会会員の後継者や社員・組合員、または会の趣旨に賛同する個人などだ。若い農業者の自主的・主体的な企画運営による研さんや、相互交流を通じて、法人協会会員の経営を継承・発展させ、青年農業者のネットワークをつくることが会の目的だ。
 発足後の1年間は、会員の相互理解と連携強化を重点に活動を展開してきた。2015年6月には、秋田県立大学教授を講師に招き、ワークショップによる意見交換や、県内3地区で地区別の交流会を開催した。
 同11月には、農水省経営局経営政策課の若手職員らと意見交換会を実施し、TPPの影響や、現状を踏まえた今後の農業政策の方向などを積極的に議論し合い、知見を深めた。
 また、今年3月には、岩手県、福島県との法人協会若手組織役員らと意見交換を実施。県域を越えたネットワークの充実も目指している。
 秋田県農業会議では、将来の県農業を担う「若手会」会員が、主体的な経営者としてたくましく成長していけるよう、今後もサポートしていくこととしている。

写真上=ワークショップで経営の方向を模索

写真下=農水省若手職員との意見交換