農地利用最適化へ20代の力

　沖縄県で唯一、改正農業委員会法による新体制に移行した南城市農業委員会（農業委員11人、農地利用最適化推進委員13人）。20代の若い推進委員が誕生し、農地利用の最適化に大きな期待が寄せられる。
　安里昌司さん（29）は、新規就農者として経験を生かし、担当地域の就農希望者の相談などに応じ「地域、相談者に寄りそう推進活動」を心がけ、日々の活動に取り組んでいる。
　當山亜弥乃さん（28）は、タブレットを片手に、縦横無尽に現場を飛び回り、遊休地解消に向けた地主との話し合いなどの活動に、周囲の農業委員や推進委員から一目置かれる。
　宮城重徳事務局長は「若者が地域のために頑張る姿はとても魅力がある。若者のネットワークで、若い農業者への農地集積に向けて活動してほしい」と大きな期待を寄せる。同委員会は推進委員の地域への浸透に力を入れて後押しする。

写真説明＝左から當山さん、安里さん、宮城局長