農委魂 市の特産品開発をサポート 茨城・高萩市農業委員会会長 下山田 誠司さん

 高萩市農業委員会の下山田誠司会長は、稲作を中心とした農業経営を営んでいる。
 高萩市は、新たな特産品開発とブランド化を進めており、昨年、日本酒造りに取り組んだ。
 下山田会長は、市からの協力の要請もあり、酒米の栽培に初めて挑戦した。
 「昨年は、40アールを作付けし、試作品として4合瓶で約2千本の日本酒、高萩真心一魂が完成した。今年は50アールで約2500本を予定している」と下山田会長。品種は美山錦。5月下旬作付けし、9月中旬に収穫する。10月には酒造りに取り組む予定だ。
 「高萩市には酒造会社が無く、隣の日立市にある森島酒造にお願いしている」 下山田会長は「市が進めている特産品開発に今後も協力していきたい。より良い酒米づくりを心がけ、高萩ブランドとして確立してもらえればうれしい」と熱く語った。