ストップ鳥獣害(201) 「アニマルセンサーリモート」開発 徳島県ほか

狩猟者の予定に合わせて罠を作動できるので、毎日は見回れない場合に便利                  

 徳島県と(株)アイエスイー(三重県)、兵庫県立大学は、狩猟者が罠の作動を制御できる製品「アニマルセンサーリモート」を開発した。携帯電話やスマートフォンで操作でき、狩猟者が罠を頻繁に見回れない場合やジビエ用の新鮮な肉を手に入れるのに役立つ仕組みだ。
 昨年に製品化し、全国の約20地域が導入している。狩猟者からは「見回れない日の前日は罠を作動しないようにできるので、仕事などの予定に合わせた捕獲ができる」「毎日は通えない遠い地域での捕獲を頼まれているが、見回る日程に合わせて罠を作動させられるので助かる」などの声が寄せられる。導入費は1台約20万円で、類似の製品に対し比較的安価に利用できる。
 自動で捕獲する「らくらくモード」と、狩猟者が携帯電話などに送られた写真を見て罠の作動を判断する「本気モード」の二つのモードを搭載。いずれも携帯電話などのショートメッセージサービス(SMS)を同製品に送信して罠を操作する。
 前者は設定した大きさ以上の動物が檻に入った場合に自動で罠が作動し、同時に指定したメールアドレスに写真を送信して狩猟者に知らせる。長時間罠が作動する状態にしておけば見回りの負担軽減にも活用できる。充電式のバッテリーで動き、作動させ続けた場合でも約2週間持つ。
 後者は動物が檻に入った場合に、同製品が狩猟者の携帯電話に写真を転送。錯誤捕獲の防止に加え、群れや親子をおびき寄せてまとめて捕獲する場合や狩猟者の技術の育成にも使える。