【列島最前線】熱帯フルーツジャボチカバ 魅力を伝える 静岡市 西川農園

 静岡市駿河区丸子の西川農園では、お茶と柑橘の栽培に加え、熱帯植物「ジャボチカバ」を栽培。木の幹にじかに丸く小さな果実をつける珍しいフルーツで、摘み取りとワーゲンバスを使ったカフェ、多彩な加工品が人気を呼んでいる。

 「これがジャボチカバです」と話す園主の西川宜成さん(52)が指さす先に、濃紫色の丸い果実がたくさんついている。フトモモ科の作物で、日本では観葉植物としても流通しているが、食用に栽培するケースは珍しい。
 1粒口に入れると、果実は乳白色で中に種がある。食感はライチに似ていて、甘味と乳酸飲料のような酸味が広がる。
 お茶と柑橘の栽培を手がける西川さんが、「常緑樹の下で1年中くつろげる空間を作りたい」と考えたのは20年ほど前。パパイア、ドラゴンフルーツ、パッションフルーツなどは、収穫期間が限られているため、1年中収穫できるジャボチカバに着目した。

写真説明=いち早くジャボチカバの魅力に着目。栽培を始めた西川宜成さん(右)と、料理やスイーツを手がける文さん