野生イノシシ対策を強化 豚コレラ防疫対策本部

 農水省は5日、豚コレラの防疫対策本部を開き、今後の対策を示した。
 野生イノシシを介したまん延を防ぐため、重点エリアを設定して捕獲を強化する。イノシシの餌に混ぜる経口ワクチンは愛知や岐阜などで散布してきたが、今後は感染イノシシの生息域を囲んでベルト状に散布する「経口ワクチンベルト」の構築も進める。
 飼養豚へのワクチン接種では、血液検査でワクチン接種豚と感染豚とを区別できるマーカーワクチンの有効性を検討する。流通前の検査などを条件に接種豚の自由な流通が可能だが、遺伝子組換体の未承認ワクチンであるため、食品安全委員会で食品安全基本法に基づく食品健康影響評価などの手続きが必要となる。
 同省は同日、309頭を飼養する岐阜県中津川市の農場で同病の疑似患畜を確認したと発表。飼養豚での感染は40例目となった。