全国農業担い手サミット 人と地域の絆で力強い農業・農村を

 全国の認定農業者や集落営農組織関係者、女性農業者などの担い手が一堂に会する「全国農業担い手サミット」。今年は12月5日から2日間、静岡市の静岡県コンベンションアーツセンター(グランシップ)をメイン会場に開かれる。
 22回目の開催となる今回のテーマは、「深めよう!農のキズナ 高め合おう ふじのくにから~日本の未来のために~」。約2千人が参加する。
 5日の全体会では、全国優良経営体表彰の農林水産大臣賞受賞者の表彰をはじめ、次代を担う静岡県内の農業者や農林大学校生などによる担い手メッセージ、同県内で活躍する若手農業者による事例発表が行われる。全体会の後は、県内7地域に移動し、各地の担い手農業者を交えた情報交流会を開催。翌6日は、さらに38コースに分かれ、先進的な経営や特色ある地域の取り組みを視察する。
 「担い手サミット」は1998年、山形県酒田市の認定農業者の呼びかけを端緒に「認定農業者サミット」として始まって以降、農業者の手作りの大会として回を重ねてきた。地域農業・農村を支える担い手が集い、誇りと自信を再認識し、自らの経営のみならず、地域農業の振興に取り組む意欲を高める機会になるはずだ。
 世界文化遺産の富士山をはじめ世界的評価を受けた豊かで美しい自然を生かした茶やミカンなどの農産物、豊富な水産資源も含め、農林水産物の生産品目数日本一を誇る静岡県。参加者には「食材の王国“ふじのくに”」で、古くから受け継がれてきた伝統と文化に触れるとともに、積極的に全国各地の担い手と交流・研さんを図り、夢と未来を語り合ってほしい。
 そして、そこで生まれた絆が人と地域の結びつきを強め、次世代の担い手を育て、持続可能な力強い農業と活力ある農村を築く礎になることを切に願う。