ストップ鳥獣害(196) 罠の作動メールで知らせるセンサー導入 徳島・阿波市

山間部に設置した罠でも作動の状況が分かる(センサーは檻の右端)          

 徳島県阿波市は、罠が作動するとメールで知らせるセンサーを導入して山間部の罠の見回りの負担を軽減している。使用するのは(株)NTTPCコミュニケーションズの製品「みまわり楽太郎」。導入した市場町大影地区と土成町宮川内地区では、合計の農業被害額が2013年度の73万円から2018年度には19万円に減少した。
 「罠の見回りに手間がかかる」との猟友会の声を受け、2015年度に市が同製品を導入。箱罠8台と囲い罠1台の、合わせて9台に設置した。
 市猟友会の西田賢二さん(40)は、市場町大影地区の山間部に設置した2台の檻を、同製品を使って管理する。「以前は2カ所の見回りに1時間かかり、毎日となると大変だった。これを使うと罠が作動した時だけの確認で済むので、楽になった」と話す。
 同製品は親機と子機から成る。親機は携帯電話の電波が届く場所に設置する必要があるが、子機は親機から数キロ以内なら同電波が通じない山間部にも設置できる。親機と子機の通信には同電波の範囲外でも遠距離通信が可能な通信方法(LPWA)を使うためだ。
 カメラを付ければ罠が作動した時の写真を撮影してメールに添付もできる。省力で動く点も特長で、単三乾電池4本で親機は約5カ月、子機は約10カ月作動する。