【列島最前線】ラッキョウ栽培し遊休農地再生 京都・舞鶴市 神崎らっきょうプロジェクト

 過疎化や高齢化につれて進む農地の荒廃は、多くの農村が直面する課題だ。こうした農地をよみがえらせようと、京都府舞鶴市神崎地区の住民が立ち上がった。地区内外の人々が力を合わせて遊休農地を再生し、ラッキョウを作付け。景観保全やにぎわい創出、特産品作りなど、さまざまな効果を生み出している。

 海に面し、夏には海水浴場を訪れる人々でにぎわう同地区。かつてはサツマイモや落花生の栽培が盛んだったが、農家の減少や度重なる獣害を背景に、農地の荒廃に悩まされている。そこで活路を見いだしたのが、同地区のさらさらした砂質系の土壌でも栽培しやすく、獣害を受けにくいラッキョウだ。
 鳥取や福井など特産地を視察して栽培技術を学び、2015年、住民団体「神崎あぜみちの会」が主導する「神崎らっきょうプロジェクト」がスタートした。

写真説明=オーナーの畝には「○○農園」の看板が立つ(右から西之上さん、地域おこし協力隊の鈴木海峰さん、森下さん)