【MY STYLE】 担い手しっかり育てのれん分け 沖縄・糸満市 仲西栄二さん

ハウス内で従業員と
(右端が仲西さん)

 沖縄県糸満市でトマトやコマツナ、モロヘイヤなどの野菜を生産する農業委員2期目の仲西栄二さん(53)は、担い手育成の強い思いを実現するため「のれん分け」による研修生の独立・ネットワーク化に取り組み成果を上げている。


 仲西さんの経営規模はハウス5棟約80アール、露地約3ヘクタール。毎年70アール近く借り、露地の栽培面積は拡大し続ける。直近2年は特に拡大した。JAおきなわ糸満支店蔬菜部会長や県指導農業士など要職を歴任する仲西さんの信頼は厚く、地域から情報が自然と集まり農地の確保には困らない。
 研修生の独立時には農地を手当てする他、動力噴霧機など農業機械を貸与するなど生産活動をサポートする。
 現在、仲西さんの経営には県内2人と県外出身の2人の研修生、ベトナム人の外国人技能実習生2人の計6人が従事している。
 10年ほど前から、県農業会議が主催する年2回の就農相談会などを通じ、県立農業大学校や県外から若手の就農希望者を受け入れている。5年前からは外国人技能実習生の受け入れも始めた。
 現在の研修生4人のうち5年前に採用した1人は仲西さんの右腕として活躍。残る3人には特別な指示はせず、独立に向けて自ら考えて農作業に取り組むようにしている。
 研修生の受け入れでは農業次世代人材投資事業(準備型)も活用。仲西さんは33歳までJA職員として営農指導をしていた経験を生かし、3年で独立できるようなカリキュラムを組んでいる。