FRONT LINE 地元産原料の加工品が大好評 石川・能登地域 チーム能登喰いしん坊

 石川県の能登地域で活動する「チーム能登喰いしん坊」が、イベントの屋台で出した地元食材を使った創作料理が好評で、レトルト食品として次々と商品化。地域に経済効果をもたらしている。イベントがない時期にもカフェを開くなど、地域交流を深める。

さまざまな職業の仲間が集まったチームの屋台は大人気。穴水雪中ジャンボかきまつりで            

 チームは穴水町を中心とする商工店主や農林漁業者など、さまざまな職業の約40人。穴水町でガソリンスタンド(GS)や食品会社「クリエイト」を経営する森本敬一さん(49)が代表を務める。
 森本さんは、友人で穴水町にある能登ワイン用ブドウの生産農場「能登ヴィンヤード」の農場長を務める小川浩さん(49)と海岸や山の清掃活動を続けている。町の人たちも参加するため、打ち上げのバーベキューで「どうせなら地元の食材を食べよう」とこだわったのがチームの始まりだ。
 2010年に地域のイベントを盛り上げようと「穴水雪中ジャンボかきまつり」に屋台を出店。能登カキや小木港のスルメイカ、能登ワインや揚げ浜式製塩、いしる(奥能登で作られる魚醤)などを使った「能登ぺったんこ焼き」を出したところ好評で、能登地域で行われるさまざまなイベントに参加するようになった。
 屋台料理の中でレトルトパックとして商品化し、年間3千個を全国に販売するようになったのが「能登牡蠣ブラックカリー」と「能登牡蠣チャウダー」だ。道の駅や空港などで、能登土産として人気がある。ネット通販でも全国に販売する。食材は全て地元産で、地域に経済効果をもたらしている。クリエイトで製造し、パッケージのデザインもメンバーが手掛けた。