列島最前線 農村に活力 コメ農家が地域イベント 「無理をしない」25年続く 福島・郡山市 逢瀬ゆめくらぶ

 「無理をせず、自分たちが楽しいから長年続けられている」と話す、福島県郡山市逢瀬町の加藤満喜子さん(66)。来年で結成25周年を迎える「逢瀬ゆめくらぶ」の代表を務めている。コメ農家3夫婦6人が主体となり、大小さまざまな地域イベントを開催し、農村の暮らしに活力を与えている。その活動が評価され、2011年度には地域づくり総務大臣賞を受賞した。

 逢瀬ゆめくらぶは、1995年に逢瀬町のコメ農家7夫婦14人によって結成された。当初は「自分たちで作ったコメを、自分たちらしく売ること」を目的に、「ゆめほたる」と名付けた独自ブランドのコメを大阪のコメ屋へ卸していた。現在は3夫婦6人となり、地域資源を活用したイベントの開催などを行っている。
 ゆめくらぶには「応援団」と呼ばれる会員が約80人いる。多くが町内の住民だが、毎年7月頃に加藤さんの自宅の倉庫“加藤シイタケハウス”で催される夏祭りには、県外に住む会員も参加し大盛況になる。
 これ以外にもホタル鑑賞会、みそづくり交流会、サクランボ狩り体験、ソバ打ち体験など地域資源を活用した多様なイベントを開催する。小規模なイベントを含めると数え切れないと言う。加藤さんは「会員を増やすためのPRは特にしていない。口コミで仲間が増えていった」と話す。

写真=代表を務める満喜子さん(左)と夫の富一さん