日本農業技術検定試験 過去の合格者体験記(平成24年度第2回)

農業の基礎知識をビジネスに活かすための日本農業技術検定

中央農業グリーン専門学校 講師 町田 照夫

 中央農業グリーン専門学校は、群馬県前橋市にある開校して3年目を向えた専門学校です。新しいカタチの農業(6次産業)へのアプローチを教育の基本とし、「農・食・花」に関わる分野におけるマーケットの中で、リーダー的存在となる専門性の高い人材の輩出を目指しています。「良いものをつくる」という農業の基本に加えて、「どうしたら売れるか」というマーケットインの考えも取り入れたカリキュラムで構成されています。そうした幅広い視野を培うと同時に、農業の基礎知識が根本になければビジネスにも繋がらない為、本校では日本農業技術検定取得を進級基準にも設け在校生全員が受験します。 昨年12月の検定では一級に10名が挑戦し5名が合格しました。学生は自主学習に加え、試験2週間前からは対策講座を実施し、試験に臨みました。対策講座では過去問題を全員で解いていく方法と、出題範囲を各自が分担し本番と同じような問題を作成し、それを持ち寄り全員で解答を導き出すという二つの方法を取り入れました。このことにより、学生は互いに刺激し合い、さらに学習意欲が増し、このような結果を出すことができたのではないかと考えます。

JA営農指導員・職員・生産農家が日本農業技術検定に取り組む

JA広島北部 営農総合センター 砂原 宏樹

JA広島北部ではインターネットホームページで、日本農業技術検定について知りました。 24年度第1回の検定試験は、営農指導員からの発案で、管理職を含めた営農部職員、営農指導員を中心に試験に挑戦しました。検定試験に臨むにあたっては、過去問、参考書等で学習しました。合否はともかく、学習することは自己啓発に繋がり、自身の知識を高めることに繋がったと考えています。 口コミで検定を知った職員・農家からの希望もあり、第二回の検定も取り組み、支店職員、営農指導員、農家への参加も募り受験しました。農家からも「過去問や参考書を勉強することで、改めて栽培の基礎を学ぶことができ、とても良かった。」という声を聞くことができました。 今後も、JA職員は幅広い知識が必要となるため、検定受検を全職員に呼びかけ、また農家へも受験を募り、検定に挑戦していければと考えています。

農業技術検定受験の取組み

住友化学株式会社 健康・農業関連事業研究所 応用開発グループ 大野 佳織

 私ども住友化学は、農薬、肥料、農業資材等の農業関連製品やサービスを提供しており、 安全安心で効率的な農業生産を総合的に支援する「トータル・ソリューション・プロバイダー」ビジネスを展開しています。その一環として農業法人の運営にも取り組んでいます。  今回、兵庫県加西市にある試験農場に勤務する有志で日本農業技術検定を受験しました。 専門分野に限れば知識水準に一応の自負はあるものの、農場で様々な試験を実施して 優れた製品を開発するには、幅広く農業に関する基礎知識が不可欠だと考えたためです。 団体受験の制度によって試験会場や受験料の利便が図られており、助かりました。  勉強方法は人それぞれでしたが、多くの人が過去問題集を活用しました。間違えた問題を繰り返し解いたり、頻出分野を教科書で再確認すると効率的だと思います。 受験によって客観的な腕試しができ、自分の弱い分野が分かりました。農業現場の問題は 知識だけでは解決しないので、引き続き経験を積んで自己研鑽に努めたいと感じています。

日本農業技術検定2級合格体験記

高知農業高等学校 3年 畜産総合科 敷地 生光

 高知農業高校の畜産総合科では2年前から農業技術検定の受験勉強を授業に取り入れています。  主な勉強方法は過去問題を解き、その後解説を読み理解するまで繰り返すことです。解説だけでは理解できないものは先生に質問したり教科書で調べたりしました。また、私は高校2年の時から農業クラブの実物鑑定競技の勉強に力を入れてきましたが、その時に覚えた内容が今回の受験にとても役に立ちました。 農業機械や用具、作物などはできれば実物を見て覚えたほうが良いと思います。実際に見ていれば予想外の出題のときも答えが出やすく、文章をみるより覚えやすいからです。説明を見て用語がでるようになったら、用語を見て説明できるまでやったほうが確実で理解も深まります。  選択肢を覚えるのではなく、繰り返し説くことと理解することが大切です。これから受験する皆さん、頑張ってください。

日本農業技術検定2級合格体験記

新潟県立加茂農林高等学校 2年 生物工学科 佐藤 允

 私は新潟県立加茂農林高校で平成25年度の生徒会長を務めています。検定試験が迫っている時、私は行事の後片付けなどで勉強できる時間が限られていました。そこで私は、短期間でどうすれば内容を暗記するかを重点に勉強法を模索しながら、勉強を始めました。  たどり着いたのは問題集などに付属している出題範囲表に直接、詳細を書き留めるという勉強法でした。この方法なら出題される範囲を確認する時に、自分が書いた情報を何度も見直すことができ、短期間で出題内容を暗記することができました。そしてその暗記した内容を味方に付け問題集に繰り返し挑みました。勉強時間は勉強をできる時がバラバラでしたので合わせて2週間ほどでした。  自分に合った勉強法を見つけるとは、よくメディアなどでも言われていますが、その言葉に偽りはないと思います。なぜなら、自分に合ったものは自分の一生のものになると私は考えているからです。これから農業技術検定を受ける皆様も、自分の勉強方を見つけ出してがんばってください。

日本農業技術検定1級合格体験記

千葉県立農業大学校 農業研修科 田村 昭博

 1級受験日の8ヶ月前、会社を辞めて農業を始めることを決めたものの、家庭菜園すら経験のない自分がどうやって短期間で農業の知識を身につけるか?と考えた末に選んだのが、現在在籍している千葉県立農業大学校への入学でした。 農業研修科では、3ヶ月の集中的な座学の後、実際に育苗から収穫まで栽培計画を立てるところから体験。圃場では、施設・露地・花卉に精通した先生方から、常に的確なアドバイスをいただけるので、作物についての知識をどんどん吸収できました。 そして、入学から3ヶ月後に2級に合格。さすがに1級は無理だと思っていたのですが、先生の勧めもあり、思い切ってすぐ次の回で受験。まさかの合格で自分でも驚きました。 正直言って、受験用の勉強はほとんどしなかったのですが、出題の多くが授業や圃場で先生方から教わっていた知識、学校の同期生と日々交わした作物の情報、自分で野菜を作るときに疑問に思ってインターネットで調べて圃場で試してきた内容で、農業検定がまさに農業の実践に即した出題だったことと、それに最も適した場所で学べたことが合格の決め手になったのだと思います。  これから受験するみなさん、頑張ってチャレンジしてください。

日本農業技術検定1級合格体験記

奈良県農業大学校 専門課程 目黒 正剛

  私の通う奈良県農業大学校は、基礎課程・専門課程の二年間の研修を通して、就農後必要となる技術力や経営力を修得するための学校です。  先生方は研究や普及も経験されており、実際の就農に向けての指導をして頂けます。日本農業技術検定の試験は、広く農業経営に必要となる知識を問われる共通問題と、自らの栽培している品目についての専門知識や栽培技術を問われる選択問題とで構成されており、それまでの研修についての理解度を確認するために受験したのですが、就農後の問題解決の手引きとなる事、実際には栽培していない品目についても比較・参考とできる事、また、農業を取り巻く環境の変化を知るといった点でも役に立つと思います。 これから受験を目指す方々には、ぜひ過去問を解くだけでなく簿記や植物生理など、関連する本を紐解いて頂きたいと思います。  農業を続けていく上で、いずれそれらの知識が役に立つ機会があるのではと思います。  みなさん合格を信じて頑張って下さい。

農業技術検定1級に合格するために

埼玉県農業大学校 1年 水田複合専攻 高橋 志学

 私は、高校1年生の時に農業技術検定の3級を、2年生の時に2級を受験し、合格しました。しかし、1級は高校時代に受験したものの合格できませんでした。大学校に入学後、もう一度チャレンジしようと決意し、高校以上に質の高い農業の授業をしっかり受け、実習もできるだけ多くのことを学べるように集中して取り組んでいきました。過去問題も過去三年分を入手し、それを何回も解き、解説が欲しい部分は本や先生に聞くことで解決していきました。 1級の問題は急に難しくなります。共通問題については農業政策や経営(法人関係含む)について広く学んでおいたほうが良いと思います。選択問題についてですが、専門的な知識が必要とされるため自分が選択しようとしている分野について深く知識を蓄えておく必要があると思います。参考書を読み、分からないことが出てきたら詳しい方がいればその人に聞いたり、インターネット等を使ってなくすようにしていくのが良いと思います。

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